なぜ、生きるためにお金が必要なのか? ー現物ベーシックインカムを実現したいー
こんにちは、まさPです。
さて、昨日がブログを作ったという挨拶の記事でしたので、本格的な記事はこれが最初となります。
それで「初めて各記事は何にしようかな?」と悩んでいましたが、ひとまず私が今書いてみたいと思っていることを思うがままに書き連ねてみたいと思います。
まとまりがない文章になるかとは思いますが、あらかじめご了承ください。
- 生きることそのものに苦労が無い世の中になってほしい
- 今の世の中が生きにくい根本的な原因は?
- なぜ生きるためにお金が必要なのか?この論理は間違ってないか?
- 生きるために最低限必要なものは与えほしい ー現物ベーシックインカムの提案ー
- おわりに
生きることそのものに苦労が無い世の中になってほしい
最近、疑問に思うことがあります。
それは、
「なぜ、生きるためにお金が必要なのか?」
です。
日本国憲法では、
第二十五条 すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
○2 国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。
https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=321CONSTITUTION
と書かれていて、生存権というものが保証されています。
ちなみに、生存権をネットの辞書で調べてみると、
国民が人間らしく生きるために必要な諸条件を国家に要求できる権利。
日本国憲法は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を定め、その実現にむけた国の努力義務を規定している。
と、書かれています。
あれ、生存権って保証されていると思ったら努力義務だった。
マジかよ…!!
まぁ、いいや。
ここを議論すると本題からそれるので、今回は横に置いておきます。
ひとまず、憲法では「人間誰しも人間らしく健康で文化的に生きる権利がある」と主張されていますし、私個人としては、生きることそのものに苦労が無い世の中になってほしいと思っています。
今の世の中が生きにくい根本的な原因は?
それにも関わらず、「今の世の中は生きにくい」と思っている人が多いのです。
参考として、ググって見つけたビッグローブ株式会社のアンケートの「現在の世の中は生きやすいか」という質問への答えを見ると、回答者の72%(1000人中720人)が「生きやすくない」か「あまり生きやすくない」と答えていたようです。
20代から60代の男女1,000人に「現在の世の中は生きやすいか」を質問したところ、「あまり生きやすくない」(44.9%)、「生きやすくない」(27.1%)と、7割以上が、現在の世の中を生きづらく感じている結果となった。
引用元:『お金以上に価値を置いているもの「ある」5割強BIGLOBEが「お金に関する意識調査」第4弾を発表』、ビッグローブ株式会社、(2019年10月30日)
もちろん、生きやすいかどうかということでいえば、色々な要因があると思います。
それこそ、人間関係が窮屈だとか、競争社会に辟易としているとか、色々と考えられると思います。
ただ、私が思うに、その根本的な原因には「生きるためにはお金が必要で、嫌でも働かなければならない」という思い込みがあるからだと思うのです。
お金のためにいやいや働いているからこそストレスが溜まって、病気になったり、人にあたってしまって人間関係が悪化させてしまったり、はたまた犯罪に走ってしまったりするのではないかと思うのです。
なぜ生きるためにお金が必要なのか?この論理は間違ってないか?
では、なぜ生きるためにお金が必要なのでしょうか?
当たり前ですが、人が物理的に生きるためには衣食住が必要です。
それと、個人的には教育や医療、介護なども人が生きるためには必要だとは思います。
(便宜上、「教育や医療、介護」を総称して 『教医介(きょういかい)』と略します。)
ですが、「衣食住を買ったり、教医介を受けるためにお金が必要」というのが今の世の中の論理なのですが、「そもそも、この論理自体が間違っていないか?」と思うわけです。
だって、お金は食べれませんし、お金は着れませんし、お金には住めませんし、お金は直接教えてくれませんし、お金は病気を直してくれませんし、お金は歳をとったときに面倒をみてくれないじゃないですか。
であれば、お金って二の次になるはずですが、それを第一に考えているのがそもそもおかしいと思うのです。
仮に、百歩譲って「お金が生きるのに必要」としても、人間には生存権というものがあるならば、生きるために必要なものは全て無条件に与えられるべきものなんじゃないのかなと思うわけです。
生きるために最低限必要なものは与えほしい ー現物ベーシックインカムの提案ー
そういう意味では、最近世界的に注目されているベーシックインカムという制度の導入には、賛成ではあります。
ベーシックインカム(英語:basic income)とは、最低限所得保障の一種で、政府がすべての国民に対して最低限の生活を送るのに必要とされている額の現金を定期的に支給するという政策。
引用元:『ベーシックインカム』、Wikipedia、(2020年9月3日時点)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%AB%E3%83%A0
ただ、私自身は現金を支給するベーシックインカムは、ベターな選択肢であっても、ベストな選択肢だとは思っていません。
なぜなら、お金は生きるために必要な衣食住や教医介以外にも化けてしまうからです。
それこそ、生活保護受給者の中でパチンコやギャンブルにお金を使ってしまう人がいるという話をどこかで聞いたことがある人は多いと思いますが、ベーシックインカムが導入されるとそれと同じことをする人が増えてしまうと思うからです。
そのように考えると、私としてはベーシックインカムという制度をお金ではなく、衣食住や教医介を支給する制度であってほしいなと思っています。
名付けて、 “現物ベーシックインカム” です。
(教医介は “現物” ではありませんが、便宜上今回はこのように呼びます。)
そうすれば、少なくとも食うことには困らないし、着るものにも困らないし、住むところにも困りません。
また、生きるために最低限必要な教育を誰でも受けられますし、病気になったらお医者さんのところに気軽にいけますし、歳をとっても誰かが面倒を見てくれるので、人生を安心して生きることができると思うんですよね。
もちろん、衣食住や教医介を支給するために、それなりの代償は必要です。
今の国の制度の延長でいけば、税金が跳ね上がるかもしれません。
(たとえば、消費税が20~30%とかに上がるかもしれません。)
ただ、個人的には人生の一定期間、衣食住や介護の現場で働くことで(労働力を提供して奉仕することで)、その後の人生に必要な衣食住、教医介が保証されるとすればいいのではないかと思っていたりもします。
例えば高校を卒業した後ぐらいの、人間が一番元気で体力のありそうな18歳~20歳の2年間、衣食住や介護のいずれかの現場で働くことで、その後の人生の衣食住や教医介が保証されるとすればいいのではないかと思うのです。
(もちろん、障害を持ってて働けない人とか、あるいは学業やスポーツが特別優秀な人とかは、免除という感じでいいかと思います。)
おわりに
そんな感じで、もしも生きるためにお金が不要となったら、どれだけ多くの人が精神的なストレスから開放されて、生きやすくなるのだろうか。
そして、どれだけ多くの人が、自分の好きなことややりたいことをやって生きられるのだろうか。
そのように思うわけです。
まぁ、現物ベーシックインカムというのは、夢のまた夢の話かもしれません。
ですが、私自身は今後の人生でこれらを少しでも実現するために動けたらいいなと思っていたりします。
そんなわけで皆さん、現物ベーシックインカムというアイデアは、いかがでしょうか?
意見がある方や私の考えにご賛同いただける方がおりましたら、この記事へのコメントや私のTwitterでリプをいただけると幸いです。